CNNで公開されていた記事を元に書いています
https://edition.cnn.com/travel/article/monkeys-barter-humans-scli-intl-scn/index.html
これはカナダのレンスブリッジ大学とインドネシアのウダヤナ大学の９ヶ月にわたる研究結果によるものです。
マカクというオナガザルの一種である、インドネシアバリに生息する猿は、知能が非常に高く、人間にとって最も価値の高いものを理解しており、それらを盗み、返してほしいのであればそれ相応の食べ物を渡さないと手放さないとのこと。
The paper, published in a Royal Society science journal, studied monkeys at Uluwatu Temple in Bali, Indonesia, who frequently steal items from humans — such as bags, hats, sunglasses, tablets and phones — and hold them to ransom in exchange for offerings of food.
研究によると、バリのウルワツ寺院にいる猿は、よく人間から、バッグ、帽子、サングラス、タブレット、スマートフォンを盗み、これらを身代金として食べ物を要求している。
It found adult wild long-tailed macaque monkeys were intelligent enough to comprehend which items had the highest value to the visitors, such as an electronic item, and would only release it after receiving food they perceived to be of corresponding value.
大人のマカクとても賢く、電子機器のような観光客にとって最も価値が高いものか理解していて、それらの価値と合致するくらいの食べ物を受け取ったときにそれらを手放すことがわかっている。
マカクはオナガザル科の一種で、最も知能が高いと言われている猿です。
というのも、マカクは小さい頃から人間に食べ物をもらうような環境で育ち、物を盗んで食べ物に変えることを学びます。
その中でも、靴や帽子を観光客に渡しても大して食べ物をもらえないことを経験を通して知っています。
そして、マカクの長老は30年以上生きておりそういった実体験があるため、同じコミュニティ内の若いマカクにもその知識が共有されているそうです。
自然破壊により、食べ物がかんたんに得られなくなっている今、食料確保をしなければいけないときに、観光客に物を差し出すと食べ物がもらえることを学び、それが物の種類によってもらえる食べ物の量が変わってくるとなれば、どれが最も価値の高いものなのか、実践で学ぶことができます。
そしてそれをコミュニティないで共有し、知識として広げていくというのは、人間とやっていることが同じですよね。
そのうちiPhone8よりもiPhone11の方が価値が高い、のような電子機器の中でも優劣をつけられる猿が増えるなんて日も、そう遠くないのではないでしょうか。
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