docomoの格安スマホプラン「ahamo」のロゴが発表されましたが、アルファベットの下に口のようなものがついているため、amazonと似ていると話題です。
3大キャリアから格安スマホプランが発表されていますね。
なぜ似ているのでしょうか?各社のロゴの意味とともに解説していきます。
ahamoのロゴの意味
ahamoとは
docomoから発表された、月間データ容量20GBを月額2,980円(税抜)で利用できる新料金プランのことです。
「ahamo」ロゴの意味
docomoから正式発表されたものはありませんが、docomoの報道資料では、下記のように伝えられています。
ニューノーマル時代を切り開いていくデジタルネイティブ世代にフィットした、月間データ容量20GBを月額2,980円(税抜)でご利用いただける新たな料金プラン、「ahamo(アハモ)」
報道資料
ahamoは料金やサービス内容について、しっかり納得してご契約いただくことをめざした料金プランです。そうしたコンセプトに基づき、新規契約事務手数料やMNP転出手数料、細かい割引の条件などを極力なくしたシンプルな料金プランといたしました。
報道資料
ロゴは、デザインが上がる前に「ターゲット」と「コンセプト」を明確にすることから始まります。
docomoの報道資料から、ターゲットは「デジタルネイティブ世代」、コンセプトは「シンプルでしっかり納得できる」ということが決まっていたのでしょう。
実際ブランドサイトもかなりポップで若者向きです。
おそらく言葉は「docomo」と韻を踏んで「ahamo」とし、「シンプルかつ納得感のある」「若者向き」のロゴを考えると、親しみ深く可愛らしいこのロゴが適切なように思います。
amazonのロゴの意味
「顧客満足度」と「aからzまでをつなぐ」などと言われますが、実際作者のページを見るとシンプルに下記と書かれています。
Raising a smile
How we created an icon that encapsulates everything from A-Z.
笑顔を上げる
AからZのすべてを包み込むアイコンをつくる方法
https://turnerduckworth.com/amazon
このロゴについて、Amazon創設者のジェフ・ベゾスはこう言っています。
“Anyone who doesn’t like this logo doesn’t like puppies.”
このロゴが気に入らない人は、子犬が気に入らない。
確かに万人受けするロゴですよね。
ロゴ制作は超有名企業
制作したのは、Turner Duckworthという企業ですが、「マクドナルド」、「ケロッグ」、「VISAカード」などよく目に触れる有名ロゴばかりです。
そりゃいいロゴつくるわけです。
なぜ似ているのか?
仮説ですが、炎上を狙った「クエリ獲得」なのではと思います。
各社料金は同じであるため、差別化しようがない
実際スマホの利用料金は3社が発表する時点で、並列になります。
自社だけ単価を下げる意味はありませんし、もし下げたら競合も価格をさげてくるでしょう。
そうすると、差別化できるポイントはなく、あとは「認知をどれだけ取れるか」という点になるでしょう。
有名ブランドと似せることで「話題」をつくる
実際amazonほどの認知を持つブランドのロゴを、ahamoのロゴを作ったデザイナーが考慮しないわけありません。
おそらくロゴを策定する社内稟議でも話題にはあがったでしょう。
しかし、このようにローンチされたのは狙い通りではないかと思います。
現在最も認知されているブランドはahamo
docomoの発表が一番早かったということもありますが、認知はahamoが一番取れています。
今日の英単語
encapsulate | 〜をカプセルに包む |